衆院選で躍進した国民民主党が今日午後、都内で党大会を開催する。夏の参院選に向けさらなる党勢拡大を目指す考えだが、103万円の壁を巡る協議など課題も山積している。国民民主党は午後の党大会で2025年度の活動方針を採択する予定。去年の衆院選で議席を伸ばした国民民主党は夏の参院選に向け、引き続き「手取りを増やす」政策を最重要課題と位置づけ、さらなる党勢拡大を図りたい考え。ただ、重点政策「103万円の壁」の引き上げをめぐっては、与党との交渉が去年末に中断して以来、再開の見通しがたっていない。引き上げ幅を178万円と主張する国民民主党と、123万円で税制改正の関連法案を閣議決定した政府・与党との間で、妥協点を見出すことができるのか、今後、山場を迎える。党幹部は予算案の修正が可能な今月末ごろが交渉のデッドラインと話していて、ぎりぎりまで神経戦が続く見通し。