東日本大震災と福島第一原発の事故で一変した福島・双葉町。ここに移住してきたのが深澤諒さん。震災当時は中学生で、大学までを地元の秋田県で過ごし、卒業後に地域おこし協力隊として福島にやって来たという。深澤さんは福島で珈琲焙煎の虜になり、いつか自分のお店を持ちたいとの思いで双葉町を選んだとのこと。深澤さんは「双葉町は地域づくりからコーヒー店として関われるのが魅力」などと話した。双葉町では今でも震災の爪痕が残り、深澤さんは暮らしていく中で震災を自分事に感じるようになったという。福島への移住者は昨年度3419人と過去最多になり、特に原発事故の被災地に移住する人が増えているとのこと。深澤さんの店はオープン初日から大盛況。深澤さんは「まずこの地域の方に楽しんでいただいて、その上で自分が届けたいコーヒーを発信していけたら」などと話した。