福島県で産業団地を作ろうとしたところ、巨大な岩が現れた。想定外の大きさで工事費用が7億円にまで跳ね上がっている。産業団地を整備するため、調節池を造成中に巨岩の存在が発覚。工事現場は元々岩石の多い山だった。岩の頭の部分は最初は石のように見えていたという。ところが、掘っても掘っても全貌はつかめず、想定外の巨岩であることがわかった。その大きさは横30m,奥行き22m、高さ17mに及ぶと見られている。その高さは奈良の大仏にも匹敵。市では重機等で破砕することを検討したが、想定より硬いため、池を深く掘るよう変更したという。この影響で工事費用は当初の2.5倍となり、7億円近くに膨れ上がる見込み。また、巨岩が出現して以降、見物人が後を絶たないという。田村市には古代亀石など多くの巨岩が点在しており、市民からは観光地化の提案があるという。市長は巨岩の活用アイデアを募っていきたいとしている。