パリ五輪ではメダルに期待が高まる日本だが、注目は古賀紗理那となっている。ネーションズリーグでは全体2位の272得点をあげてベストアウトサイドヒッター賞を受賞している。東洋の魔女と呼ばれ存在感を示してきた女子バレーだが、その後は五輪出場もままならない状況だった。それでも2012年のロンドン五輪では銅メダルを獲得し28年ぶりのメダルとなった。木村沙織氏はその時に主力だったが、田中夕子氏は古賀について、180cmの身長もあり存在感があったと振り返った。20歳の誕生日も迎えた古賀だったが、リオ五輪は最終メンバーから落選する形となった。古賀はウェイトトレーニングなどにも練習を広げて東京五輪に出場する。しかし、古賀はその初戦で負傷により初戦の途中で交代という悔しい結果となった。田中氏は古賀がパリを目指すきっかけとなった背景について、日本代表として声をかけてもらっていたのに出場しなかったら後悔すると話す様子が見られたといい、日本代表のキャプテンに任命されたことも大きいとしている。古賀はキャプテンに任命されると木村氏と同じ3番を背負うようになった。古賀は木村氏に対しチームのサポートの方法などを質問してくることがあったという。古賀は男子の西田有志と結婚を果たし、夫婦でのメダル獲得を目指す。その一方で古賀はパリ五輪をもって現役を引退すると明かしている。