台湾の頼清徳総統は建国記念日と位置づける双十節の式典で演説し、台湾への軍事的圧力を強める中国をけん制した上で「平和は実力によって実現されなければならない」と述べ、効果的な防空能力を備えたシステム「台湾の盾」を構築するなど防衛力を強化する方針を示した。また、GDPに占める防衛費の割合を現在の2%余りから、2030年までに5%に引き上げる方針を改めて示した。AIの技術を活用し安価で機動性の高い装備で攻撃を食い止める「非対称戦略」による抑止力を強化する考えも示した。一方、頼清徳総統の演説について中国外務省の郭嘉昆報道官はきょうの記者会見で“台湾独立の誤った論理だ”などと強く批判。その上で“さまざまなうそをでっちあげ武力で独立を企てたり統一を拒んだりすることは台湾を戦争の危険に陥れるだけ”と頼政権をけん制。
