今月13日に控えた台湾総統選は対米関係を重視する民進党の頼清徳氏に対し、対中関係を重視する野党の候友宜・柯文哲氏の選挙戦となっている。討論会では頼清徳氏が民主主義や自由の重要性を強調しており、若者や女性から支持を集めている。対する野党・国民党の候友宜氏は台湾北部の新竹市で支持を集めており、そのほとんどが政権奪還を願う中高年層だ。初参戦の民衆党は新たな支持基盤確保のため、インターネットを利用して若者票の取り込みを図る戦略を立てており、そのSNS戦略で効果を発揮しているという。こうした中で有権者が最大の関心事としているのが8年に及ぶ民進党政権を継続させるか否かだ。