きのうの日経平均株価は全面安の展開となり、取引開始から大きく値下がりした。三井住友DSアセットマネジメント・市川雅浩氏は「台湾の半導体受託生産大手・TSMCが今年の半導体市場の見通しを引き下げたこともハイテク株の重しになった」と解説。さらに日本時間のイラン中部で爆発音がしたとの報道で下げ幅が拡大。一時1340円以上の値下がりとなった。終値は前日比1011円安、3万7068円。3年2か月ぶりの下げ幅だった。今後について市川は「注目すべきは米国の長期金利が落ち着くこと。中東情勢の緊迫化が少し落ち着くことが必要。企業業績予想で明るい見通しが示されれば、日本株反転のきっかけになるのでは」としている。