各地の梅雨入り、ことしはいずれも平年より4日〜16日遅くなっている。専門家は雨、暑さの極端化に警鐘を鳴らす。異常気象が専門の三重大学・立花義裕教授は、梅雨入りが遅れた原因に太平洋高気圧の北上の遅れを挙げている。ただ、北上が遅れた理由については「分からない」という。梅雨入りが遅れると、これからの天気はどうなるのか。立花教授が注目するのは平年に比べ高くなっている海水温。「豪雨になるか、猛暑になるか、極端化しやすくなっている」という。梅雨入りが遅れた年として立花教授は2007年を挙げる。梅雨前線が活発化した影響で九州を中心に大雨になり、翌週には台風4号が。沖縄~東北の各地で7月の月間平均雨量の2倍を超えた。