合成ダイヤモンド市場は今後もさらに拡大するとみられており、世界中で新たな企業が参入している。日本のメーカーも進出しようとしている。合成ダイヤモンドを量産する上でとても大事なものが種結晶。合成ダイヤモンドを作る装置の中に基盤をセットする。この基盤が種結晶と呼ばれており、炭素を結晶化させたもの。合成ダイヤの赤ちゃんのようなもの。装置の中は真空で高温状態で、そこに炭素を含むメタンガスを注入しながらマイクロ波を当てていく。種結晶の上でメタンガスの中の炭素が結晶化して積み上がって厚みが出来ている。大きさにもよるが1週間から10日ほど装置の中に入れておくとダイヤの赤ちゃんが原石に育っていく。周りについた余分な結晶を切り落として研磨すれば合成ダイヤモンドの完成。合成ダイヤモンドによって徐々に天然ダイヤの価値も落ちつつあるという。ただ合成ダイヤモンドの技術が発展していって供給も需要も上がっている。種結晶の基盤が大きければ大きいほど大きな合成ダイヤモンドが出来るが面積を大きくするのが大変なこと。