水産庁はきのう、福島第一原発から約5km以内で取れたヒラメなどに含まれるトリチウム濃度を検査した。その結果、魚のトリチウム濃度は迅速検査で検出できる限界値を下回った。今日の東京・豊洲市場で行われた三陸常磐 夢市には海外のバイヤーの方々が視察に来ていた。新鮮な魚介を求める人も変わらず。一つ違うのは中国からの観光客で、店の人によると週末にしては少ないという。仲卸 吉善の吉橋善伸社長は、海外で違った伝わり方をされるのがちょっと不安ですよね、等と話していた。一昨日、中国政府は科学的根拠を示さないまま、日本の水産物の輸入を全面的に停止。加工食品の製造や調理も禁止とした。帝国データバンク調べで日本の食品関連企業700社以上が影響を受けると見られている。国連安保理の緊急会合では、北朝鮮の金星国連大使は「核汚染水の放出は明らかに生態学的環境を壊し人類の存在への脅威となる犯罪行為である」と述べ、中国代表も「放出の責任を取るべきだ」と日本を非難。