パリ五輪大会3日目、スケートボードの女子ストリートでは、14歳の吉沢恋が金メダルを獲得し、さらに15歳の赤間凛音も銀メダルに輝き、日本選手2人が表彰台に上がった。この種目は、45秒間の自由演技のラン(2回実施)と1つの技で勝負するベストトリック(5回実施)に挑戦して、それぞれの得点の高い3つ(ラン1とベストトリック2)の合計点で競う。予選1位の吉沢恋(14歳)は、決勝1回目のランを終えて首位に立つ。予選2位の赤間凛音(15歳)はランの2回目、45秒の間、攻め続け、89.26の高得点で吉沢恋を抜いて首位に躍り出る。決勝のランを終えて、3位の中山楓奈を含めた日本の3選手が3位までを独占する。続くベストトリックの1回目、赤間凛音は大技を決めて92.62の高得点をマークし、リードを広げる。追いかける吉沢恋はベストトリックの4回目、高難度の大技“バックサイドビッグスピンフリップボードスライド”に成功。吉沢恋が逆転で金メダルを獲得し、赤間凛音も銀メダルに輝き、日本選手2人が表彰台に上がった。吉沢恋は「(金メダルを手にして)今までにないくらい重いなと思います。自分が努力してきた分、重みがあるというか、自分が努力してきて良かったなと思える。やっと報われたなという感じがします」、赤間凛音は「家族や今までサポートしてくださった方々には感謝してもしきれないので、これからもどんどん良い成績を残して恩返ししたい」と語った。