名古屋市では去年10月にエスカレーターで立ち止まる事を義務付ける条例を施行しているが、施行後は歩く・走る人は9割ほど減少した。それはAIを活用して歩いている人を見つけた時だけ警告を行うようにするというものとなっている。さらに、左側に利用者が偏ってしまった場合も2列で利用することをAIは呼びかけるが、2列で並ぶ形となると「ご協力ありがとうございます」とAIがアナウンスする様子が見られる。市が民間企業と協力し名古屋市も約450万円を2年で負担したシステムだが、意識の改革には大きく役立っている。市の担当者は習慣を変えるのは条例だけでは難しい、簡単に変わるものではないので粘り強く働きかける必要があると話している。