名古屋銀行は来年春に入行する大学新卒の初任給を2025年度より4万円高い30万円とする方針を固めた。記事によると、地銀本体の初任給が30万円になるのは初めて。メガバンクの一角、三井住友銀行が打ち出した水準に並ぶ。名古屋銀行の初任給引上げは4年連続で2022年度の20万5000円と比べると5割近く上がることになる。このほか、入行2年目以上の若手行員の給与も引き上げる方向で、従業員全体の賃上げ幅は少なくとも5%以上になる見通し。 こうした動きの狙いは人材の確保で地元出身者のUターン就職を呼び込みたい考え。(日経電子版)