今月8日、記録的な大雨となった名古屋市で、NHKが当時の人の流れを分析した結果、名古屋駅周辺の推計人口がこの日の夜遅く普段の1.7倍に達していたことがわかった。地下鉄が全線運休よなったことなどで帰宅困難者が名古屋駅周辺に滞留していたことがうかがえる。NHKは、NTTドコモがプライバシーを保護した形で集めたビッグデータをもとに、大雨となった日の名古屋市中心部の人の流れを分析した。8日かた9日にかけて名古屋駅周辺の1キロ四方の推計人口を表したグラフを見ると、午後4時台から普段を上回る状態となっている。地下鉄が全線運休となった午後5時台以降も多い状態が続き、午後7時台には普段の1.27倍、午後10時台には1.74倍に達していたことがわかった。この時の推計人口は、4万5000人あまりで普段より1万9000人あまり多かったとみられている。公共交通機関が再開し始めた午後11時台以降、滞留は減少に転じたとみられるが普段と同程度に戻ったのは翌日の午前7時台だった。名古屋駅周辺に開設された退避施設に一晩とどまっていた人がうかがえる。東京大学の廣井教授は、地震時だけでなく、水害時も外出は危険だということを伝えたり認識する必要があるなどと話した。
