20日、デビュー65周年記念コンサートを行ったささきいさお。ことし1月、地下鉄で突如気絶。その後、救急搬送され、間質性肺炎急性増悪と診断された。医師によると、肺の酸素交換機能が急激に低下し、呼吸困難などを引き起こす状態だという。ささきいさおは、診断時、酸素量が50%だったという。担当医からは、ステロイドが効かないと2~3日の命と言われたが、わずか1か月で退院。ことし4月には、医師からの許可を得て、ステージに復帰。医師は、80代で、3カ月で歌手に戻るということは一般的に考えられない、非常にまれな症例などと話した。退院当初は、歩くことすら困難な状態だった。リハビリを支えたのは、妻の上田みゆき。65周年記念コンサートは、代表曲「宇宙戦艦ヤマト」で幕開け。アニソンを中心にカバー曲なども披露した。終盤には、「マイ・ウェイ」を披露。3時間にも及ぶステージを歌いきった。公演後、ささきいさおは、点数をつけるとしたら90点ぐらい、最後まで息ができて歌えたなどと振り返り、病気は自分の力で治せない、助けてくれるのは周りの力、感謝の気持ちを忘れずに生きていきたいなどと話した。