東京いなり寿司物語第4弾。東京駅のそば、千代田区丸の内・丸ビル地下1階にある「いなり寿司 相模屋 丸ビル店」は明治2年から続く豆腐や揚げの専門店で去年4月にオープン。「特別いなり」は昔ながらの懐かしいいなり寿司。揚げは150年以上受け継がれてきた製法により、大豆の香りを際立たせている。煮汁はカツオダシ、しょうゆ、酒、みりん、数種類の砂糖。煮込んだ揚げは一晩寝かせて味を染み込ませ、酢飯をふわっと包んで出来上がり。店を切り盛りするのは4代目女将・山田佳余子さん80歳。山田家で代々受け継がれてきた我が家の味。アレンジを加え、様々な味も作った。「ガリいなり」「味三種(わさび、ゆず、ごま)」を紹介。人気の「餅いなり」は多いときには1日約2000個売れる。一般的ないなり寿司は煮汁を含んだ揚げを絞るが、「餅いなり」はあえて絞らないことで甘辛い煮汁が餅によく絡む。いなり寿司を女将さん自らSNSでアピールしている。