イカ漁師の福浦さん親子に密着取材。唐津市呼子町の呼子朝市に訪れる観光客のお目当てはケンサキイカ。全国の料亭などで食べられている。夜8時、釣り上げたイカを次々と生け簀に投入していく。イカは触れると火傷するため、出荷までほぼ触れない。健二さんは74歳の父と一緒に漁をしている。明治時代から6代続く漁師一家。昔はイカ漁師は儲からないためイカ釣りの船は少なかったという。約50年前に姿造りが始まってから人気が出て、呼子はイカ漁の街として有名になった。呼子のイカは水温が高いと生きられないため、水深40mの冷たい海水を使っている。また生け簀には柿渋を塗ることでイカが傷つくのを防いでいる。漁開始から約3時間、詰めすぎると死んでしまうため釣ったイカを別の生け簀に移動させる。夜11時、集魚灯を白から赤に変えて下にいるイカをおびき寄せた。深夜1時に帰港した。