物価高が続く中、政府はきのうガソリン価格を抑えるための補助金を縮小。千葉・柏市のイチゴ農園・そのべ農園を取材。イチゴを育てるにはビニールハウス内の温度を25℃~27度に保つ必要がある。暖房機の燃料について、そのべ農園・園邉由大さんは「重油を使っている」と語った。重油の値上がりに頭を悩ませていた。値上げの原因の1つは、政府によるガソリンなどへの補助金縮小。去年12月に続き、きのうからさらに5円程度縮小。園邉さんは「(重油は)去年、約200万円~250万円くらい。(今年は)マックス300万円ぐらいになってしまうのでは。イチゴ農家としては苦しい」と語った。梱包費や配達費などのコストが上昇したことで、数年前と比較してイチゴはすでに約200円値上がりしている。園邉さんは「値段は上げたくはないが、従業員の人数も抱えているので、ちょっとずつ上げていかないと」と語った。配達を行うクリーニング店・コバヤシランドリー店主は「ドライクリーニングの石油系幼児。高くても買わざるをえない」と語った。今後の値上がりが心配だという。燃料の値上がりを見越し、クリーニング代を約5~10%値上げした。燃料高騰は、どのくらい生活に影響を及ぼすのか。第一生命経済研究所首席エコノミスト・永濱利廣さんは「全体的な輸送コストも上がる。直接ガソリンにかかわりのないモノも値上がりの圧力がかかりやすい。2万円~3万円ぐらいの4人家族での世帯の負担増になりかねない」と語った。補助金にはこれまで巨額の税金があてられてきっため、政府はできるだけ早く補助を終了させたい方針。