保護者の経済状況にかかわらずに子どもの大学進学を支援するため品川区は所得制限のない給付型の奨学金制度を創設し来年度から開始する方針を決めた。これは品川区の森澤恭子区長が定例の記者会見で明らかにしたもので、区によると創設する奨学金制度は区内在住の大学生が対象の返済義務のない給付型で保護者の経済状況にかかわらず平等に支援するとして所得制限は設けない。面接や成績などを踏まえて年間100人程度を選考し授業料の一部を給付するとしている。このほか子どもの小学校入学に伴って登校時間が保育園より遅くなり仕事と育児の両立が難しくなるいわゆる小1の壁の問題を解消するため朝の学童保育をすべての区立小学校で実施する方針も明らかにした。今後、詳細を検討したうえで新年度予算案に関連する費用を盛り込む方針で来年度からの実施を目指すという