皇居三の丸尚蔵館が建て替えられ、きょう先に完成した部分が開館した。収蔵されているのは国宝の蒙古襲来絵詞など。三の丸尚蔵館は30年前のきょう開館し、皇室から国に寄贈された古代~近代の貴重な美術工芸品の保存・公開を行っている。展示や収蔵スペースを拡充するため、令和岩塩から建て替え工事が進められ、先行部分が開館した。開館記念展では蒙古襲来絵詞の他、伊藤若冲の動植綵絵 老松白鳳図なども展示されている。来年6月まで、4期に分けて、国宝8件のうち6件が段階的に展示される。また即位5年・天皇皇后両陛下の結婚30年を記念する特別展も開催されている。皇居三の丸尚蔵館 学芸部の五味聖管理・情報課長は、ほかにはない唯一無二の施設かなと思っている、展示を楽しんでご覧いただける、等と話していた。