ホルムズ海峡は”世界で最も重要なエネルギーの輸送ルート”よも呼ばれている。最も狭い所の幅は30キロ余しかないが、海峡を通貨する石油量は1日あたり世界の原油需要の2割に相当し原油の90%以上を中東に依存する日本の”エネルギー供給の生命線”とされている。イランは過去にも封鎖をちらつかせたことがあり、2018年に第1次トランプ政権がイランに対する経済制裁の再開を表明し国際社会に圧力強化に加わるよう求めた際には、イランのロウハニ大統領は”われわれが石油の輸出ルートの安全を保障してきたことを忘れてはならない”と述べ、アメリカを強くけん制した。ニューヨーク原油市場ではWTIの先物価格が一時ことし1月以来約5か月ぶりの高値水準となった。日本国内の大手海運会社はホルムズ海峡通過する船舶に対し、ペルシャ湾内の滞在時間を最小限に抑えるよう指示したという。
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