いよいよあすに迫った新紙幣発行を前に、東京都内の飲食店では券売機の更新作業など対応に追われている。中華料理店「四川屋台」は先週金曜日に新しい券売機を搬入してなんとか間に合ったというが、およそ230万円の費用がかかり、材料費の高騰などもあってメニューを一律100円値上げしたという。券売機販売大手のエルコムでは、昨年の末から問い合わせが殺到している。メーカーからの部品供給や設置作業が追いつかず、発注から納入までに少なくとも3か月はかかると見込んでいる。ラーメン店「麺屋藤しろ」も券売機の部品の交換で3か月待ちとなり、しばらくは新札を手作業で両替することにした。十分な対応が整わない状況もある中、あす、新紙幣の発行を迎える。
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