店の半分近くのメニューにキャベツを使う名産地・千葉県銚子市にある町中華「歩夢蘭」を取材。キャベツの価格が高騰しているため、去年12月にメニューを一時的に値上げ。長谷川史貴さんは「地元の農家に聞くと、発育がよくない、いいものできるかわからないというのは聞く」と話した。今は愛知県などの冬キャベツだが、これからの時期は千葉県などの春キャベツが旬を迎え出荷される。千葉県産の約8割を占める銚子の春キャベツに異変が起きている。キャベツ農家・鈴木茂雄さんは「菌核病というのがはやってしまい、表面が菌におかされてとろけている」と話した。農協によると、先月は気温が高かったことなどから、菌が繁殖して葉が腐る病気・菌核病が例年より早く発生。被害は出荷量全体の約3割。先月、都内ではキャベツが1000円超と高騰していた。きのう、都内のスーパーでは、300円を切ったキャベツに人だかり。先月は平年の4倍だったが、今月は平年の2倍と価格は落ち着いてきたばかり。農業ジャーナリスト・松平尚也さんは「春キャベツが出始める時期になると価格が落ち着くという予想・予測だったが、春キャベツが安定出荷されることが価格が落ち着く1つの条件」と話した。最強・最長寒波の影響が重なった場合、全国的に再びキャベツ価格高騰のおそれがあるという。農林水産省によると、キャベツの価格は今後も平年を上回って水位するとのこと。