石破首相はまもなく、第2次内閣の副大臣・政務官の人事を決定する。今回の人事は、裏金問題での「不記載議員」の起用をゼロとした。首相周辺は「ケジメがつくまで入れられない」と話していて、「政治とカネ」問題を断ち切る人事となった。副大臣・政務官の人事はこのあとの臨時閣議で決定され、内閣府兼復興政務官に今井絵理子参院議員が決まるなど女性6人を起用する。政治資金で不記載があった議員は起用せず、旧安倍派でも不記載がない生稲晃子参院議員を外務政務官とするなど、6人を起用する。この方針に、不記載議員からは「いつまでこういう処遇を受けるんだ」と不満も上がっている。トランプ政権との対峙など外交に注目が集まる中で生稲晃子議員が外務政務官に起用された理由は、従来の派閥がなくなり、今回から各議員が党側に希望を提出していて、外交関係の委員会に所属している生稲議員が希望したものとみられる。石破首相としては、岸田政権当時「副大臣・政務官の女性ゼロ」と批判されたこともあり、若手や女性を多く抜擢し、刷新感を狙ったとみられる。
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