衆議院選挙で各党は何を主張しどのような戦略で選挙戦に臨んでいくのかシリーズで伝える。今日は日本維新の会。維新といえば関西といったイメージを覆し、全国に支持を広げるため、日本維新の会・馬場代表は連日東京の選挙区を精力的に回っている。馬場代表は「全国に考え方、活動を広げていきたい」と語った。大阪で実現した義務教育だけでなく、幼児高等教育も含めた完全無償化を全国でも訴えている。世代間の格差を打破するため、高齢者の医療費の窓口負担を原則3割にすることで現役世代の社会保険料の負担を軽減する。維新の目標は関西以外の小選挙区での議席獲得。おひざ元の大阪では新人を除いた全ての選挙区で比例復活を認めず、地元陣営の引き締めを狙う。ある幹部は「退路を断ってぶつかるしかない」「今回は党が生きるか死ぬかの瀬戸際だ」と話す。危機感の背景にあるのは維新が推進する大阪関西万博の会場建設費が約2倍に増えていることや推薦した前兵庫県知事のパワハラ問題の影響で批判が高まっていることなど。逆風の中での選挙戦を維新は戦う。国会議事堂前、東京・葛飾区の映像。
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