広州の20代女性は現在失業中。月給が約7万円で今後の昇給も望めないことから今年3月に退職した。より高収入が見込める業界へ転職を目指しこれまで10社以上に応募したが企業は採用数を絞っているとみられ返事はほとんどないという。中国では景気回復の勢いが減速している。今年4月から6月までのGDP伸び率は前年同期比6.3%だが前の3ヶ月と比べた伸び率はプラス0.8%にとどまっている。大きな要因としてあげられているのが不動産市場の低迷の長期化。恒大グループでは2年連続巨額の赤字となっている。さらに追い打ちをかけているのが若い世代の失業率である。また若い世代の節約志向が強まっていて経済の悪循環に繋がっている。成都にある焼肉店が感じているのが消費意識の変化。焼肉店では従業員を6人から4人に削減し値段の高いメニューを値下げすることにした。柯主席研究員は「今回の中国不況はかなり長期化する可能性が高いと思う」などと話した。