鹿児島にある自衛隊の教育部隊に、今年太平洋戦争で戦死した親族をもつ18歳の若者が入隊。朝6時、新人隊員の1日が始まった。分刻みの集団生活の中で自衛官の基本動作を身につける。今年の春、高校を卒業した野間さんは、地元鹿児島の陸上自衛隊国分中頓知の教育部隊に入隊。身を持って国を守ることを誓ったこの日、早速小銃が手渡された。有事の際地上戦闘を担う隊員たち。台湾有事ともなれば、鹿児島の離島も巻き込まれる恐れがある中、アメリカは脅威が差し迫っていると強い危機感を示した。幼い頃から好きな自衛隊。きっかけは旧海軍航空隊の整備兵となりルソン島で戦死した親族の存在。男性は「自分も国を守れるような人間になりたいと思った」などと話した。父親は「親のほうが覚悟ができていない」などと話した。入隊後初めて戦死した親族の墓を訪ねた。戦争は遠い存在ではあるものの、いざとなったら行動に移せるように心の準備をするなどと話した。
住所: 鹿児島県霧島市国分福島2-4-14