イラン攻撃が始まって1か月あまり。軍事作戦をすぐにでも終わらせたいように見えるトランプ大統領。背景には国内で強まる逆風が。先月末、保守派の集会で地上侵攻に反対する声が上がり、アメリカ第一主義を掲げるMAGA派からも攻撃への不満が高まっている。イラン攻撃に反対の姿勢だったとされるバンス副大統領をイランとの交渉役にあてるなど早期の幕引きに向けた姿勢がにじむトランプ政権。アメリカとともにイラン攻撃を続けるイスラエルのネタニヤフ首相はトランプ氏とは逆の姿勢を見せる。トランプ氏がこの戦争から簡単に抜け出せない背景について、明治学院大学教授・溝渕正季は「イランという国の脅威の度合いはアメリカとイスラエルで全然違う」などと指摘。ネタニヤフ氏は収賄や詐欺などの罪で起訴されていて、国内からはガザ侵攻以降戦争を長引かせることで政権維持を図っているなどの批判も上がっている。1日、イランのペゼシュキアン大統領がアメリカ国民に対するメッセージを公表。イスラエルがイランの脅威を捏造し、米国を戦争に向かわせていると訴えた。米国市民からはホルムズ海峡封鎖によるガソリン高騰やトランプ氏の強権的姿勢に対する不満が高まっている。
