1980年6月、イタビア航空870便。この日の乗客は77人、航路の半分ほどでナビゲーション信号が受信できない。パイロットは高度を下げることに。落ち着いたかに見えるイタビア航空870便、しかし衝撃音とともに機体は分解してしまう。救難チームが事故後救出活動を行うも乗員乗客は全員死亡。事故後新聞社に「イタビア航空870便はNATOとリビアの空中戦に巻きこまれた、当局の発表を信じるな」という電話が入る。当時地中海周辺は軍事的ホットゾーンでありリビアと西側諸国は緊張状態だった。当時電話を受けた新聞記者アンドレアは取材を進める。彼はフランス機に撃墜されたと仮説を立てる。機体の殆どは回収されず、調査のために管制官へ聞き込みを行う。しかし調査は難航してしまう。回収した残骸を調べた結果、イタビア航空870便は空中分解をしたことがわかる。他の飛行機は発見できず。しかしレーダーには3つの点が写っていた。高度から考えて戦闘機、さらにイタビア航空870便からは発見が難しい位置にいた。墜落から3週間後、イタリアの山中でリビアの戦闘機が発見される。これによりミサイルがイタビア航空870便を迎撃したという説の可能性が高まる。犠牲者の体内から飛行機の破片が発見される。これをアメリカで調査すると前輪の格納室のパーツだったことが判明。さらにｈ爆発物の痕跡も見つかった。墜落事故後、イタリア・ボローニャ駅では爆破テロが発生した。ただこれらを踏まえてもミサイルの着弾を証明する物証は得られない。2年間の調査後、当局は爆発により墜落と発表。しかし遺族らの願いもあり、7年後にイタビア航空870便の再調査を開始。ただパーツは半分ほどしか見つからない。ただミサイル説を裏付けるように座席に破片が刺さっていた。しかしそこから1年後、調査官はミサイル説を撤回、政府は最終結論を急ぐように指示、各国から専門家が集められた。イギリスの調査官であるフランク・テイラーはさらなる費用を出すようにイタリア政府に要求。政府は回収作業を開始、40％を回収し機体が後方から破壊されていることが判明した。しかしミサイル説を完全には否定できない。
袋小路に入った調査、だが調査官が機体後方に細かい破片が散らばっていたことを発見。さらにその破片にはある特徴があった。