美波町の国民宿舎「うみがめ荘」は昭和39年に建てられ老朽化により5年前に閉館・解体された。町はこの国民宿舎の跡地に新たな観光の拠点として芝生の広場を整備し先月中旬から利用を開始した。広場は約1800平方メートルで、ベンチが6つ設置されているほか海岸に上陸するアカウミガメに配慮して光が漏れないように高さ70センチほどの低い街灯が設置されている。広場の隣には博物館を訪れる際にも利用可能な駐車場も整備され一部の利用が始まっている。広場の名称は町が地元の小中学生から募集し、228件の応募の中から小学4年生の児童の「うみがめマリンパーク」が選ばれた。美波町政策推進課は、町民や観光客がともに楽しみ交流できる新たな拠点となったので県南部を訪れる際はうみがめ博物館や広場にぜひ立ち寄ってほしいとしている。