土曜の夕方、工場の前に約30人の長蛇の列が。行列が出来ていたのは品川区中延にある大商商事。主にスーパーや学校給食に豚肉を卸している問屋。昭和通り商店街では月に一度「昭和通り夕市」を開催していて大商商事も参加している。一番人気が国産豚バラスライスで500g 990円相当。遡ること2時間前、夕市に出す商品の値段を決める竹内一利社長の姿が。今回は創業60周年を記念も兼ねての開催で、国産豚バラ、国産豚ロース、国産豚ヒレ、国産豚スペアリブ、国産豚ネックなどすべての肉を100g120円で販売することに。中でも人気なのが国産豚 極厚スペアリブ。800gで960円。この日は雨のため予定より5分早く夕市がスタート。混雑を避けるため店に入れるのは3組まで。国産豚 ロースしゃぶしゃぶ用が飛ぶように売れ、商品を切らさないように大急ぎでスライス。大商商事が夕市で特売を始めたのは約20年前。もともと昭和通り商店街では夕市をやっていたが参加する店が減少したため頼まれて参加するようになったという。「肉の夕市」は毎月第1土曜日に夕方4時に開催。