抗がん剤治療に伴う味覚障害の症状にはさまざまな種類がある。味がしないといった味覚消失をはじめ何を食べても苦かったり甘かったりする異味症、金属の味とか砂のような食感がする悪味症。他にも特定の味だけが感じにくいといった症状もあるという。味覚障害の症状がある人には味付けやメニューなどで工夫をしてサポートすることが大事だと国立がん研究センター中央病院の加藤医師は話している。味が感じにくいという人には濃いめの味付けにする。そして、酸味を加えると味をはっきり感じさせる傾向があるという。特にマヨネーズは何に加えても味を認識しやすいという。そして、量が多いと食べきれない人にオススメなのが乳脂肪分を含んだチーズなど。がんの治療中は通常の1.3倍のカロリーが必要になってくるので味が濃くて少ない量でも高カロリーを摂取できることが理由。また、温かい料理を食べると気持ちが悪くなってしまうという場合には冷ましてから提供したり常温食にしたりすることで症状が緩和されることがある。
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URL: http://www.ncc.go.jp/jp/ncch/
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