秋篠宮家の次女・佳子さまは先週木曜日、東京・渋谷区にあるギリシャ大使公邸を訪れ、今月25日からのギリシャ公式訪問に向け、昼食会に臨まれた。佳子さまの外国公式訪問は、去年11月のペルー訪問以来3度目で、ギリシャ大統領への表敬訪問や、パルテノン神殿などを視察される予定だ。ことし学習院大学を卒業後、日本赤十字社での勤務と皇族としての公務を両立されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さま。今月11日には、初めてお一人で公務に臨まれ、源氏物語に関する特別展を鑑賞された。皇室の人数は、昭和22年以降、平成6年が最多で、26人だった。現在は、17人となっている。平均年齢を比べると、平成6年は40.3歳だったのに対し、現在は59.8歳と高齢化している。現在、皇位継承の資格を持つのは秋篠宮さま、悠仁さま、常陸宮さまの3人のみで、将来的な公務の担い手不足が懸念されている。皇族減少の要因の1つは、女性皇族の皇籍離脱だ。女性皇族は結婚後、皇族の身分を離れることが皇室典範で規定されている。平成17年の有識者会議では、女性天皇・女系天皇を容認する最終報告書がまとめられ、翌年の改正法案提出を目指したが、悠仁さま誕生で見送りとなった。平成24年には、野田政権下で、女性皇族が結婚後も皇室に残る女性宮家創設を巡る論点整理が行われたが、その後の政権交代で議論はストップした。令和3年、有識者会議で、「女性皇族が結婚後も皇室に残り、公務を継続する」案と、「戦後に皇籍を離脱した旧宮家から男系男子を養子に迎える」案が示された。現行法では、皇室での養子縁組は禁止されている。先週金曜日、安定的な皇位継承に関する与野党協議の初会合が行われた。今後、毎週木曜に会議を行う予定で、今国会中の取りまとめを目標にしているという。
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