海外旅行に欠かせないパスポートを新しく取得するときの申請手続きがきょうからすべての都道府県でオンラインでできるようになった。マイナンバーカードがあればスマートフォンのマイナポータルアプリを使って申請できる。アプリにはカメラ機能がついているため顔写真は自撮りで済ませられる。さらに戸籍謄本の提出が不要になった。申請手数料は10年のパスポートで1万5900円。窓口申請に比べて400円安くなる。オンライン申請は2年前に更新手続きから先行的に導入さされ新規の手続きも千葉県や埼玉県など一部の自治体で始まっていたがシステムの整備が終わったためきょうからすべての都道府県でできるようになった。一方、パスポートも新しくなる。新しいパスポートは偽造防止対策として顔写真とICチップが入ったページが一体化、プラスチック製のページに変わる。顔写真は3か所に。個人情報は特殊な技術を活用してレーザーで印刷されている。パスポートはこれまで都道府県の旅券事務所などで作成していたが今後は国立印刷局が作成することになり申請から交付までの期間は2週間程度に延びるため、余裕を持った申請を呼びかけている。