様々な才能の者が集まって狂歌を楽しむ「連」。蔦重たちの時代、柳橋の料亭などで狂歌の会が催されたという。その火付け役は、「寝惚先生文集」をヒットさせて一躍有名になった大田南畝。南畝は現在の東京都新宿区中町に住んでいたと言われている。耕書堂が刊行した作品を南畝が高く評価したことで、蔦重が南畝邸を訪れた。この時のことを南畝は日記に記している。南畝が「甘露門」と呼び度々訪れていた浄栄寺で、狂歌の会を催していたという。そして、「天明狂歌」と呼ばれる一大ブームが巻き起こったのだ。
住所: 東京都千代田区永田町1-10-1
URL: http://www.ndl.go.jp/
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