おととし東京電力が福島第一原発の処理水を海洋放出したことを受け、去年10月IAEAや中国などの専門家は原発周辺の海水を採取し、中国の専門研究機関が放射性物質の濃度を検査していた。これについて中国共産党系の国際紙「環球時報」は昨日、分析の結果、放射性物質の濃度に異常は見られなかったと報じた。中国は処理水の海洋放出に反発し、2023年8月から日本産水産物の輸入を停止しているが、去年9月基準に合った水産物の輸入を徐々に再開することで日本側と合意した。今回の調査結果が日本産水産物の輸入再開につながるか注目される。
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