日本初となる民間企業主導のバイオ実験衛星の打ち上げに成功した。今回は行われたのは日本の宇宙スタートアップ「IDDK」と独「ATMOS」が共同で行うバイオ実験。IDDKは人工衛星で人が関与することなく全自動でバイオ実験を行う装置を開発。実験環境の提供はもちろん、ロケット打ち上げや人工衛星の手配などを無人で完結するワンストップサービスを世界に先駆けて提供するとしている。今回の実験の背景にはISSの2030年の運用終了が大きく関係している。人工衛星を用いた日本独自のプラットフォームを構築することで、宇宙ステーションに頼らない自由な実験場として役立てたい考え。この宇宙バイオ実験が可能になることで、宇宙環境を活用した創薬・アンチエイジングなど宇宙空間での生命科学研究をサポートしたいとのこと。