星のきらめきを閉じ込めたとも称されるダイヤモンド。世界約20カ国180社出展の国際宝飾展でも人気の宝石。圧倒的な輝きや豊富なラインナップで常に人気のダイヤモンドだが、特に注目を集めている理由が価格の値頃感。ダイヤモンドの価格を押し下げる主な要因がラボグロウンダイヤモンド。ラボグロウンダイヤモンドは研究室で育てられた人工ダイヤモンドのこと。手頃な人工ダイヤモンドが国際的に大きな広がりを見せているため、天然も含めたダイヤモンド全体の価格が下がっているという。人工ダイヤモンドはどのように作られているのか。訪れたのは人工ダイヤモンド製造技術を提供する会社。人工ダイヤモンドの原石を見せてもらった。人工ダイヤモンドの種は薄い膜。これを装置の中に入れる。メタンガスに含まれた炭素をダイヤモンドの結晶として層のように付着させる。ミルフィーユのように成長し、人工ダイヤモンドの原石となる。これをレーザーでカットして磨けば宝石店で見られる透明なダイヤモンドとなる。代表は「不純物がない状態で作るので非常にクオリティーの高いモノがコンスタントに作れる」と話した。一昨年6月にはインド・モディ首相が米・バイデン大統領夫人に7.5カラットの人工ダイヤモンドをプレゼントした。今後は需要が尽きたペットの骨など体の一部を使ってダイヤモンドとして蘇らせるなど人工ダイヤモンドならではの様々な事業が可能になるという。
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