政府はきのうの閣議で旅券法施行令の改正を決定し、来年3月24日以降に申請した分から新しいパスポートを発給することになった。デザインや表紙の色に変更はない。外務省によると、今のパスポートでは個人情報を登録したICチップが内蔵された厚いプラスチック製のページと顔写真が掲載されたページが別々になっているのを一体化し、特殊なレーザーで印字することで複写ができず偽造されにくくなるという。米国や英国などではすでに実施されている対策で、ICAO（国際民間航空機関）からの勧告を踏まえ採用している。またこれにあわせて利便性向上のため新規申請をオンラインでできるようにする。