沖縄復帰50年を記念する式典で、若者代表としてスピーチした平敷雅さんはアメリカで訪問先の家族が日常的に食料支援をしていたことをきかっけに学生ボランティアを設立し、食料品の寄付を募るフードドライブを行う。10年以上に渡って沖縄の不良少年や少女と向き合ってきた社会学者の打越正行さんは沖縄の貧困は本土と異なる産業構造になっていると指摘した上で国の対応の違いについて話した。打越さんは沖縄が抱える貧困の一つには建設業界における不安定な雇用環境がある他、将来性もなく、所得も賃金も上がりづらいという。そのことで女性や子供の貧困にもつながってしまうという。また本土では政府が支援をして業種を育て上げたことは明らかだが、沖縄の建設業に関してはそういう視線はないと答えた。