ユネスコの世界遺産委員会は新潟県の「佐渡島の金山」を新たに世界文化遺産に登録することを決めた。佐渡島の金山は17世紀における世界最大の金の生産地で、伝統的な手工業による採掘技術に加え鉱山運営や生産システムの変遷を見ることができる遺構となっている。6月にはユネスコの諮問機関から4段階の評価のうち上から2番目にあたる「情報照会」の評価を受け、資産範囲の修正などの追加の情報が求められていたが、巻き返しての登録になった。スタジオでジャーナリスト・柳澤秀夫が解説。2010年10月、日本政府が世界遺産暫定一覧表への追加を発表。韓国が朝鮮半島出身者の強制労働の場だったとして反対していたなどと説明した。