世界一貧しい大統領と呼ばれたのはウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領。先週13日に89歳で死去。質素な生活からこう呼ばれ、現代の大量消費社会を批判し、本当の豊かさを問い続けた。ムヒカ大統領は給料の大半を寄付し、経済成長などの対策で成果を上げ、退任前の支持率は65%だった。特に注目されたのは2012年の国連での演説だった。ムヒカ元大統領は1935年位貧しい家庭に生まれ、貧困や格差に矛盾を感じ、反政府ゲリラ組織に参加。10年以上収監されたが、釈放後に政治活動を開始。2010年に大統領に就任した。信条は「民主主義の指導者は大多数の人と同じような生き方をするべき」。
ムヒカ元大統領の考えは「足るを知る」。セネカなどの本から培われ、仏教の教え、清貧、質素と重なることで、日本でも共感を得た。ムヒカ前大統領の演説後、国連は2015年にSDGsを掲げた。ムヒカ氏が指摘した貧困、格差などの改善が盛り込まれたが、目標達成について国連は2024年に「予断を許さない」としている。ムヒカ氏は幸せの条件を「愛情、人間関係、子どもを育てること、友人をもつこと、必要最小限のものをもつこと」としており、最大の貧困は孤独だとし、自国第一主義や今の国政情勢へ警鐘を鳴らしている。
ムヒカ元大統領の考えは「足るを知る」。セネカなどの本から培われ、仏教の教え、清貧、質素と重なることで、日本でも共感を得た。ムヒカ前大統領の演説後、国連は2015年にSDGsを掲げた。ムヒカ氏が指摘した貧困、格差などの改善が盛り込まれたが、目標達成について国連は2024年に「予断を許さない」としている。ムヒカ氏は幸せの条件を「愛情、人間関係、子どもを育てること、友人をもつこと、必要最小限のものをもつこと」としており、最大の貧困は孤独だとし、自国第一主義や今の国政情勢へ警鐘を鳴らしている。
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