台風22号は、週後半に列島に接近するおそれがある。2007年から、気象庁が運営する「異常気象分析検討会」は、台風や猛暑など、社会に大きな影響を与える異常気象の要因を検討・発表する。ことし、異常気象分析検討会は、今夏の暑さ・少雨について、数十年に一度の確率でしか起こらない極端な現象と推定した。気象庁は、ここまで強い言葉で結論づけることは珍しいとしている。ことしは、40℃以上を30か所で観測し、過去最多となった。夏の平均気温は平年より2.36℃高く、1898年以降最高となった。群馬県伊勢崎市で、41,8℃を観測し、過去最高を記録した。ことしの暑さの要因は、大きく2つ。高気圧に覆われ続け、強い日差しが降り注いだことと、高気圧圏内で強い下降気流が発生したことだ。ことしの台風10号などは、日本近海で発生した。偏西風が平年より北上し、日本近海の海水温が高くなり、台風が発生しやすい状況になっているという。木村は、台風が上陸すると、海水がかき混ぜられ、海水温が下がることもある、ことしは、海水温が高い状態が続いていたなどと話した。気象庁によると、今冬は冬らしい冬になるという。海水温の高さが影響し、大雪になる可能性があるという。