武芸に秀でた源義家の父は東北の国司を務めていて、蝦夷のリーダーが攻撃を仕掛けたので滅ぼしたと朝廷に報告し、褒美を獲得した。番組では平安時代の研究者8人に「どの国の国司になったら、儲かる?」をインタビュー。多くが播磨を挙げたが、時点は陸奥。つまり東北である。1位を陸奥にした関幸彦氏は「圧倒的な面積の広さを誇り、田畑収入が多い」、桃崎有一郎氏は「砂金と名馬の最大の産地。辺境なので搾取しても朝廷から咎められる可能性は低い」などと話す。河合敦氏も1位を陸奥にし、「国司は一定の税を朝廷に納めれば、あとはもうけ放題。一攫千金を狙うんだったら、いろんな産物がある陸奥」と語った。