ロサンゼルスオリンピックの新競技のスカッシュの全日本選手権が行われた。女子高生の最年少優勝に77歳のチャンピョンも誕生した。商業施設の中に作られたスカッシュ全日本選手権決勝の舞台では、前後左右の壁を使用する競技の魅力が伝わるよう、透明のガラスコートで行われた。女子では18歳の緑川あかり選手が決勝のラリーで右側の壁に当てて角度を付けて左のコーナーへショットするなどして最年少優勝を飾った。70歳以上の部を制したのは坂本聖二選手77歳で、51年前の第1回大会から9連覇し、今回も熟年の技が冴え優勝した。男子の優勝は机龍之介で、3大会連続8度目の優勝となった。