大学博物館ライターの大坪さんおすすめの大学博物館は東京・千代田区にある「城西大学水田記念博物館 大石化石ギャラリー」。古代の魚類の化石をアートのように展示している。化石は全て本物で、その数200点以上。学芸員の宮田さんによると、魚の中の有機物とカルシウムが結合してセメントのようなものが出来、地層の圧力から守ってくれるため立体的に残るのではないかということ。この博物館は国内で類を見ないほど保存状態の良い化石が見られるのが最大の魅力。中でも貴重なのが2億6000万年前に生存していた「ヘリコプリオン」という軟骨魚類の下顎の歯の化石。通常サメは使っている歯が抜けると予備の歯がベルトコンベア式に入れ替わるが、ヘリコプリオンは歯が抜けずに下顎の内側に取り込まれていくため、螺旋状になるという。この博物館ならではというのがお腹の中に食べた小魚が残っている化石。宮田さんによると、こういった化石は当時その生き物が何を食べていたのかわかる直接的な証拠になるのだという。最大の魅力が無料で本物の化石に触れること。さらに1000円払えば約4億5000万年前の三葉虫の化石を自分で割って取り出して持ち帰ることができる。宮田さんは「大昔の地球にはいま見ることのできない生き物がこれだけいたんだということを知ってもらいたい」などと話した。
住所: 東京都千代田区平河町2-30-20
