基山町は血圧や体重を自身で記録する健康管理アプリを開発した企業や地元の医師会などと協定を結び、健康管理アプリを活用して高齢者をはじめ住民の健康寿命を伸ばす取り組みを進めていて、将来的には希望する住民がアプリに記録された情報を共有した医師などからきめ細かく指導を受けられるようにするという。町によると、7月31日時点で町の高齢者率は32.62%。2年後には33.6%に上がる見通しで、医療費、介護給付費、社会保障費の増加が懸念されているという。基山町プラチナ社会政策室は「高齢者だけで生活している世帯が増えていて、それに伴ってさまざまな課題が出てくると見込まれる。関係機関と連携を強化して課題の解消に努めたい」と話していた。