埼玉・八潮市で起きた道路の陥没事故からきょうで10日目となった。下水道管からは運転席とみられるものが見つかったが今もトラックを運転していた男性の安否は分かっていない。先月28日、1車線ほどの大きさだった陥没は10日目のきょう救助活動のため掘り起こした部分もあり交差点は姿を消している。救助の障害になっているというのが下水道管の中にある堆積物。下水道管では運転席部分とみられるものが見つかっているが、そこから100mから200m離れた陥没現場との間にはがれきや土砂などの堆積物が。これが不安定な状態であることなどから作業員らが中に入ることができない。きょう下水道管に流れ込む水の量などを減らすために下水の一部を上流から下流に迂回させるバイパス工事が完了。ただ、減らせる水の量はごく一部だということで県は捜索の進め方を引き続き検討している。