堂本印象は“美の巡礼者”と呼ばれた日本画家。明治24年、京都の造り酒屋の三男として生まれ、幼い頃から絵が好きで画家を志し、美術工芸学校に進学したが父が事業に失敗し他界。家計を支えるべく龍村製織所に勤め図案を描いた。龍村平藏の援助を受け、京都市立絵画専門学校に入学。あらゆる技法に挑戦した。さらなる飛躍を求めて61歳でヨーロッパに渡り西洋文化に強い刺激を受けた。京都市内に開いた堂本印象美術館ではあらゆるデザインを自ら手掛けている。
依頼品は堂本印象の屏風。落款に大正9年とあり、これは帝展に初入選を果たした翌年で一躍注目を集めた頃。果たして鑑定やいかに。
依頼品は堂本印象の屏風。落款に大正9年とあり、これは帝展に初入選を果たした翌年で一躍注目を集めた頃。果たして鑑定やいかに。