国内有数のブランド力を誇る北海道夕張市で特産の夕張メロンがきのう初出荷された。今年は特に糖度が高いという。生産者の後藤春尚さんは「寒暖差が大きかったおで味も良く香りも強いおいしいメロンができた」と語った。メロンを甘くする気象条件は、1日の寒暖差が大きいこと。JA富良野によるとメロンは日中、光合成で得た養分を果実に蓄えるが、夜に呼吸することで養分を使ってしまう。ところが夜の気温が下がると呼吸が抑えられ養分が減りにくいため甘くなるという。収穫は8月下旬頃まで続く見込みで、夕張メロンはきょうから札幌市中央卸売市場で初競りにかけられ全国に出荷される。